【Web】プロ野球ネット中継 ビジネスなるか?(産経新聞)

 ■パは今季から有料/大リーグは成功/「採算ある」

 プロ野球のパ・リーグが、今季から全試合のインターネット中継の有料配信をスタートする。テレビを軸とするビジネスモデルが残るセ・リーグに先手を打った形だ。テレビ中継が主役だったプロ野球観戦は、パソコンや携帯電話へシフトしていくのか。ネット中継で課金する新しいビジネスモデルが定着するのか注目される。(田中充)

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 パ・リーグ6球団による共同事業会社「パシフィックリーグマーケティング(PLM)」は、一昨年からリーグ公式戦やクライマックスシリーズなどをネット上で無料で生中継してきた。

 セ球団に比べテレビでの露出の少なさを補い、新たなファンの拡大を狙った試みだったが、2シーズンの無料配信を終え、「採算は取れると思う」(パ球団幹部)と有料化に踏み切る。4月から導入する予定で、利用料は月額1千数百円となる見込みだ。

 今回の有料配信は、テレビに重心を置くセ球団に先行し、国内のプロスポーツリーグとして先駆的な取り組みとなる。どこまで加入者を増やせるかは未知数だが、成功すればテレビ放映権料が下落局面に入った球界に、新たな収入への道を開く可能性があり、関係者の期待は大きい。

 米大リーグ(MLB)では、全30球団が出資して設立した関連会社が、有料のネット中継を実施し、人気を集めている。各球団の既得権益となっていないネット事業を一括で管理、運営することで莫大(ばくだい)な利益を上げ、各球団への分配金を増やした成功例となっている。

 広告業界関係者によると、日本でMLBの試合がネット中継されないのは、MLBのネット配信権を持つ広告代理店が、テレビ放映権を持つ国内民放への配慮から権利を行使してこなかったからとされる。MLBが提示する日本国内でのネット配信権は推定年間700万ドル(約6億3千万円)と安くないが、テレビ局の権益を守っている格好だ。

 一方、セでも、ネット重視にシフトする球団が出てきた。横浜ベイスターズの親会社のTBS(東京放送)は、公式サイト上で今季も横浜の公式戦全72試合を無料で動画配信する「ハマスタウェーブ」を運営。TBSデジタル事業センターの土岐啓太インターネット編集長(43)は「ネットでは、ユーザーがイニングごとや好きな選手の打席ごとに自らクリックして見られ、本業のテレビと収益が分散しないように違った演出で住み分けている」と説明する。

 ネットとスポーツ中継の今後について、スポーツデータを配信する「データスタジアム」の加藤善彦社長(46)は「ネットしか見ない若者が増え、メディアとの接触のあり方が変わっている。ネットの果たす役割が大きくなるのは必然だ」と指摘している。

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